
多文化共生の取組 株式会社大澤組
2022年よりベトナム人従業員を採用し、活躍してもらっている。
本来2021年には入国予定だったのだが、コロナ渦に突入し、日本への入国が不可能となった。大学を卒業したばかりの採用者は、1年間の待機を余儀なくされ、母国ベトナムで建設系のアルバイトをして過ごし、ようやく入国が可能となった。
弊社では、なるべく日本語について勉強する機会をもってもらいたいという思いから、日本語日記の課題を出した。日本語で日記を書いてもらい、メールで提出、弊社社員が添削して返信を返す、というやりとりをした。日本語、漢字が大好きという彼は本当に素直でまじめで、努力家。

そんなやりとりを続けて1年が経ち、ようやく日本へ入国できたが、コロナ渦真っただ中の世界。入国後も待機期間が設けられており、やっと会社への出社が叶った。
しかし、日本語勉強の経験は在学中と卒業後の1年以上ありながらも、日本語の難しさに悩まされた。彼は一生懸命日本語で話してくれるが、発音や言い間違いで聞き取りが難しく。反対に日本人従業員らも、出身地がさまざまで方言、年齢によって違う言いまわしの言葉があるため、聞き取りづらそうだった。英単語を使ってみても、お互いに理解が少ない言葉のため全く役に立たない。この時期は言葉の壁に悩み、お互いが大変な思いだった。
数日後、従業員同士の食事会では、仕事現場とは違う雰囲気で食事会を楽しみながら、お互いの文化を知り、親睦を深めた。
また、毎週日曜日は、紹介した日本語教室にて日本語会話練習をして、更に週1回終業後の30分程度の時間で、従業員による会話レクチャーが行われた。そして、みごと日本語検定2級に合格!今では土木施工管理技士資格合格をめざして受験にチャレンジ中!もちろん試験問題は日本語で、専門用語だらけ。更に自動車教習所に通い、運転免許も取得し、職場では活躍の毎日。
言葉や文化の違う国で、生活しながらこの努力と成長を続けてきた事を、従業員一同で賛同し、表彰式が行われた。昨年はミャンマー人を採用し、彼の生活ベースにあわせた業務形態で出勤してもらっている。ミャンマー人の彼もまじめで働き者。
小さな会社ではあるが、これからも彼らと共に分かち合い、お互いを認め合い、安心して生活、仕事ができる環境を作る努力を続けていく。



左:社長 右:ベトナム人のタックさん
表彰式の様子。賞状と記念品に、地元静岡県産の新米を贈呈。